『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(BotW)』で4月26日のアップデートにより対応した「VRモード」についてのレビュー記事です。「ニンテンドーラボ VRキット」のVRゴーグルを使ってBotWを遊んでみた感想・評価を様々な項目別で詳しく解説しています。
VRモードの評価・レビュー
立体感
立体感・遠近感はしっかり感じられます。遠くの景色に奥行きを感じるだけではなく、「モンスターが近づいてくる!」「草花が近くにある!」と感じるので、臨場感が大幅にアップします。
大きさの違いもはっきりと感じられるので、間近に見るモンスターやハイラル城にはとても迫力があります。
ガーディアンがとても強そうに見えて「こんな敵に立ち向かっていたなんて・・・!」とリンクの勇敢さを感じます
没入感
通常時と同じようにVRモードでも3人称視点のままですが、前述の立体感により「目の前にハイラルの景色が広がっている」という感覚はしっかり味わえます。
画面上に表示される情報がハートのみになるなど、没入感を高めるための工夫もされています。
没入感が高いのでパラセールで高い所から飛ぶのは少しドキドキ・・・!
解像度
通常時よりも大幅に解像度が下がるので、画質の粗さは感じられます。遠いものほど粗くなるので、近づけば多少鮮明に見ることができます。
メニュー画面の文字なども多少見づらくはなりますが、読むのに支障が出るほどではありません。
メニュー画面・ムービー・ウツシエや望遠鏡など一部の要素は平面的(映画館のスクリーンで見るような感じ)に表示されます。
操作性
操作方法やゲームシステムなど、遊び方自体は通常時と同じです。VR特有の操作としてジャイロ操作がオンになっていると見回し(頭の動きに連動してカメラが移動)に対応します。
VRキットのゴーグルはヘッドセットになっていない(頭に固定できない)ので、常に持ったまま操作します。Switch本体+VRゴーグルで重さは530gほどなので大人なら重さはそこまで感じませんが、腕を上げたままの姿勢になるため長時間だと少々疲れます。
VRモードでもJoy-Conを外して操作することは可能なので、自作でバンドをつければヘッドセット化して遊ぶことができます。
VR酔い
個人差のある問題ですが、かなり酔いやすい印象を受けます。
ジャイロ操作をオンにしていると頭を動かすだけで視点を変えられますが、この操作だと少し動いただけでも強く酔いを感じます。
ジャイロ操作をオフにしてスティックによるカメラ操作に切り替えれば多少緩和されますが、激しい動き・早い動きがあると同じように酔いを感じます。
「カメラを動かさない」「戦闘などの激しい動作は避ける」「遠くの景色など動きが少ないものを見る」などの工夫で緩和することはできますが、酔いやすい体質の方にとって長時間プレイするのは難しそうです。
DLC第2弾のマスターバイクもVRで楽しめますがあっという間に酔いました
総合的な感想
酔いやすさと姿勢が限定されることから、長時間のプレイは人を選ぶという印象を受けました。公式ブログで「気になるものがあった時にVRゴーグルで覗いてみる。といった遊び方がオススメです。」と紹介されているように、短時間の利用が適しています。
立体感・遠近感はしっかりと感じられるので、「モンスターを間近で見たい」「ハイラル城の大きさを体感したい」「視界いっぱいに広がるハイラルの景色を楽しみたい」といった目的で遊ぶ際には十分な満足感が得られます。
初めて遊ぶ方や途中でやめてしまった方にとってはプラスアルファで楽しめる要素となりますし、すでに遊び尽くした方にとっては今まで見てきた景色が立体になる楽しさ・感動があるので、興味を持った方は是非体験してみてください。
ぅう…
ちょっとやったけど頭痛がする…
でも臨場感が半端じゃない‼︎でも、手を目の所まで持ってくるから疲れるし、戦闘には不向きだと思った。
やっぱりちょこっと気になった時だけするのが良いね。